とっても竜な気分 ♪野望の銀輪!

29年来の相棒チタンロード TiG Titania OZ-R011を駆る物好きの次なる野望は?!

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あこがれの自転車

不死鳥計画はちょっとお休みして・・・。

自転車趣味していると、誰しもあこがれてる自転車ってあると思います。
すでに憧れのものを手に入れて大事にされている方もいれば
「いつかは」と想いを馳せつつ、ご縁のあった自転車で楽しんでいる方も
おられると思います。
どれが一番!ってことはないので、チャンスがあるならいろんなものに乗って
自分が一番しっくりくるものに乗るのが長く楽しめるコツかと思います。

で。

以前どこかで少し書いた気がするのですが
私が自転車趣味にハマるきっかけとなった自転車
原付買いに行った地元の自転車販売店で魅了されて買ってしまった
ブリヂストンのアルミフレームロード「レイダック」について書きます。

90年代、自転車のフレームはクロームモリブデンが主流で
他の素材はまだまだ暗中模索なものもあり
カーボンモノコックに至っては挑戦的な部類に入っていました。
パナソニックモノコックフレームとか
ロータスの奴とかかっこよかったなぁ・・・
トガシエンジニアリングのモノコックフレームが
近くのバイクショップで飾られていて、何度も見に行ったなぁ・・・

そんな時代、アルミフレームは「やわらかい」と言われてて
実戦機材としてはどうなのよ?みたいな感じもあって
限られたものに使われている印象がありました。
今はアルミフレームって「固い」って言われますよね?
最初聞いた時は「はぁ?何言ってるの?」と思いました。
ま、自転車をお休みしている間にすっかり規格も常識も変わってしまっていて
浦島太郎を実感した出来事の一つでもあります。
別にアルミの素材が変わったわけということではなくて
これはアルミを自転車の素材として使う場合の部材に変化があって
アルミの欠点であった「やわらかい」部分を
パイプの「構造」で補う技術ができたことで「軽くて丈夫」な
アルミフレームを作ることができるようになったからです。

話は戻ってアルミが「やわらかい」時代
ブリヂストンのレイダックはアルミパイプをラグでつないで
クロモリならロウ付けで溶接するところを接着するという方法で
作られたロードレーサーでした。
(あえてロードレーサーと書きます。)
すべてアルミのモデルも存在しましたが
市販されたのはアルミハイブリッドフレームということで
前三角にアルミパイプ、チェーンステー・シートステーがクロモリで
アルミの柔軟性を生かしつつ、クロモリのしなやかさも活用みたいな
ちょっと手の込んだ作りをしていました。

当時通学用で、今でいうクロスバイク的なフラットハンドルの自転車を
使っていたのですが、それが壊れてしまったため
バイト代で原付のスクーターを買おうと近所の自転車屋さんに向かいました。
そこで出会ってしまったのがレイダックだったのです。

f:id:taudragonhappy:20171112190926j:plain

そのレイダックが写っている唯一の写真がこれなのですが
これはすでに乗り始めて1年ほどたっています。

一見華奢な細いフレームとタイヤ
こんな自転車で走ったらどんな感じなんだろう・・・
本当に何か取りつかれたように「これください」って
言ったことを覚えています。
そしてその帰り道のあの感動!
「うお~なんだこれ!!すげ~~~!!」
もう原付欲しいなんてかけらも思いませんでした。

そしてグローブ買ったり、サイコン買ったりとどんどんハマっていき
写真の頃にはコンポをアルテグラに乗せ換え、DHバーを付けて
どこに行くにもこのレイダックで行っていました。

画像をよく見ると分かりますが
このフレーム、私の身長では実は少し大きいのです。
165㎝の私には490㎜前後・・・
おっといけない、この当時フレームサイズはシートチューブの長さ(C-T)で
表現するのが主流で、10㎜刻みとかでラインナップされていたりしたのです。
今はSMLな感じで、長いシートポストで調整幅がたくさんあるので
フレームサイズの種類はそんなにないですよね?

話は戻って・・・
このレイダックは「RD-510」という型番で
要はC-T510㎜のフレームでした。
なのでシートポストの出具合がそれを物語っています。
このレイダックでどんどん自転車の魅力におぼれていき
このレイダックで整備の基本をほとんど学びました。
高校卒業後、今の仕事に就いた後も自転車いじりは続いて
ついにフレーム以外やることがなくなったので
取引先の板金塗装屋さんに頼んでポルシェの純正色でリペイントし
7sフルアルテグラSTI仕様にしてロードレースに出るようになっていました。

ちょっと勘のいい方ならお気づきかもしれませんが
STIは8sからですので、本来は7sでは使えませんが・・・
それを使えるようにするほど、自転車いじりにのめり込んでいました。
様々な知識と経験を積んでいく中で「フレームサイズの不一致」を
いつか解消したいという想いが実現するのは
二十歳のチタンフレーム製作の時でしたので
そういう意味でも「レイダック」は私にとって特別な存在に感じます。

ちなみに現物の「RD-510」はどうなってしまったのかというと・・・
残念ながら処分してしまったのです。今となってはとても後悔しています。
16歳から始めた自転車趣味ですが23歳辺りで一度お休みします。
所有していた複数のロードは実家に置いたままになっていたのですが
そのままというわけにもいかず、あげてしまったりなどで手元を離れました。

時は流れて・・・
二十歳で作ったチタンフレームを新たに乗り始め
ほぼ同年代で同じチタンフレームのサイズ違いも手に入れる機会に恵まれ
そうした中で「またレイダックに乗りたい」という想いが生まれました。
どうせならあの時は知らずに買ってしまったけど
きちんとフレームサイズのあったレイダックに乗ってみたい!

当時の友人がロードを欲しいといったとき
レイダックの490㎜をすすめていて、じつは今も捨てずに所有していたので
乗らないなら譲ってくれ!!と交渉しましたが
友人の息子君(中学2年生)が「弱ペダ」ファンらしく
もう少し身長が伸びたら乗りたいとのことであえなく断念。

ま、これもご縁ですし
「いつかきっと・・・」と思っていたのです。
ま、これもまた「あこがれの」といった感じです。


そして、昨今続いていたパーツフィーバーの最終ステージ!!!
じゃじゃーん!!!

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ブリヂストン レイダック RD-490 BSカラー~~~!!!!
しかもほぼオリジナルコンディション~~~!!!!!!!
(消耗品とサドル以外はすべてオリジナルです)


もう完全に浮かれポンチですよ!!(笑)
同じカラーのレイダック、サイクルジャージ持ってますよ!まだ!
ヘッドパーツがやられてて要メンテですが
よくぞこの姿で残っていてくれました!!!素晴らしい!!

ふふふ・・・不死鳥計画の次はこいつのレストアで決まりです。
むふふふふふふふ~♪ にやにやが止まらない~♪

f:id:taudragonhappy:20171112203641j:plain コンポはサンツアー

f:id:taudragonhappy:20171112203713j:plain RD-490

f:id:taudragonhappy:20171112203754j:plain ベルもBSオリジナル!
ステムにネジ穴があって直付になっています。

f:id:taudragonhappy:20171112204017j:plain 一本スタンドもフルアルミ製でBS純正♪

いや~~~~~もうたまらんです!!!


また例によって「嫁には内緒」なんですけどねw




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