とっても竜な気分 ♪野望の銀輪!

29年来の相棒チタンロード TiG Titania OZ-R011を駆る物好きの次なる野望は?!

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不死鳥計画 その12

前回チラ見せしたこれ。

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いつかは欲しいと思っていた
「スコット ドロップインバー」です。

トライアスロンシーンでも活躍したようですが
ロード乗り的にはグレッグ・レモンがツールで使っていた印象が
ものすごく強いです。
レモンっていろんな機材を持ち込むのが好きな選手だったなぁ・・・

このハンドルもそうした中の一つ。
持つことのできる場所が下の内側にまで延びていることで
空気抵抗を減らすようなポジションをとることができる!と。
ま、ひざが当たって邪魔だとかフレーム傷になる!とか
バーテープ足んないよ!!とか弊害がないわけではないのですが
いわゆる一つのアイディア商品みたいなものです(笑)
この不死鳥計画では
ティグの650cフレームに74デュラエースをWレバーで組むことにしたので
90年代を代表するあこがれのハンドルをチョイスしたわけです。
これもたまたま良い出会いがあったからこそなんですが。
パーツフィーバー様様です。

ハンドルが決まれば次は「ステム」です。
今の主流はアヘッドでヘッド周りのメンテナンスも本当に容易になりました。
いわゆる「スレッド」「クイル」なステムは交換するために最低でも

○片側のバーテープをほどく
(再使用できればラッキー)


○外した側のブレーキワイヤーを外してブレーキレバーを外す
(私は前ブレーキ側で作業します。外すものが少なく小さくて済む)


○ハンドルをステムごとフォークから外す
(修業時代に師匠からきちんと抜き方を教わりました)


○ステムのクランプを緩め、場合によってはクランプレバーでクランプを開く
(工具がなくても代用品はありますが…やはり専用品にはかなわない)

○知恵の輪よろしくステムを上手に回転させながらハンドルから抜き取る
(傷つけないように細心の注意を払って入れたのに、逆に入れちゃうとかあるある)

この辺の作業の出来具合で、いじってる人のレベルが多少判断できたなぁ・・・
そういう面倒な部分は本当になくなりました。
世はすべて効率の名のもとに粛清されていくのですよ・・・苦笑
最後まで残るのはバーテープかな?w

ま、過ぎたことは忘れて
過去を引きずりつつ前に進みます(笑)

要は組み付け作業などが面倒で無駄も多かったので
ステムサイズの選択というのは吟味に吟味を重ねた上で
決定したものを組んだのが昔。
今はそれが容易になったので気軽にできるようになったということです。
当然めんどくさい方を選んでしまいましたので吟味に吟味を重ねます。

とは言うものの・・・
体のサイズを測り、計算式や経験とにらめっこする必要もなく
すでに吟味に吟味を重ねられた700cのフレーム、OZ-R011の寸法を参考にすれば
ほぼ良いところのサイズは決まってくるので
あとは乗ってから調整して、最悪あとで交換すればいいかな~と。
推定値ですが突き出し量は90㎜でいきたいので
高さを80㎜前後確保できる長さのステムで、ハンドルクランプがφ26㎜を
基準に集めてきました。

毎度のことですが
現在の自転車趣味においては「できるだけ中古を利用する」のを
マイルールとしているので、のんびりあちこち物色した結果がこれ。

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右上には現在居候中のおネコ様が見切れていますが・・・

右から
コントロールテック ロードステム チームイシュー1A 90㎜ クランプ26φ
日東UI ステム 90㎜  クランプ26φ(おそらく黒ラベルのもの)
コントロールテック アヘッドステム 90㎜ OS クランプφ25.4
※TranzXのスレッドコンバーターが入っています。
日東 NTC-A 90㎜ クランプφ25.4

以上の4つが候補生として手元に集まりました。
以前の記事で書いていますが、すでに一番右のコントロールテックは
フォークコラムに全部入らないのが分かっているのですが
5㎜程度なので「自己責任」で候補入りです。

突き出し量はすべて90㎜ということで
(厳密にいうとちょっと違うのだけど、調整代があるので今回は無視)
組んだ場合の高さが確保できるかどうかで判断していきます。
分かりやすいように画像を加工してみました。

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水色の線がステムの調整幅の上限です。
一番上げた状態でハンドルクランプの中心がどのくらいの高さになるかの比較です。

レースなどで下ハン握ってゴリゴリ走るなら一番右(黄色)でもOKなのですが
実際R011でゴリゴリ走っていたころの高さと同じなのは日東UIステム(緑色)です。
なのでそういう走りを求める方向であれば、下げる方に調整代のある日東UIがよさそうです。
今はそこからロングライド向けの上げ気味な調整が必要になるので
コントロールテックのアヘッドステムはチョイスできそうです。
ただしR012sはスレッドステムなので使えません。
じゃ何で買ったんだよ!って、ドロップインR011に組んでもかっこいいいいでしょ?
シートポストとおそろいでかっこいいでしょ?
中古のパーツは出会いと決断が大事なんです!!大事なんです!!
買わずに後悔するなら買って後悔です!!w

ま、アヘッドで組もうとしたときにすぐ組めるでしょ?ってことで。

話は戻って
そのアヘッドステムよりさらに高い位置になっているのが日東NTC-A。
じつはこのNTC-A、計算上で出た数字とぴったりなのです。
突き出し90㎜で高さが80㎜前後。

じゃ、もうそれで決まりじゃん!というわけでもなく・・・
問題は後半二つのクランプ径が25.4㎜。ハンドルは26.0㎜なのです。
幸いそれぞれのステムはクランプ部分に素材としての余裕があるので
穴を26.0㎜に合わせて加工することで使うことができます。
あ!「自己責任」ですよあくまで。
メーカーで作ってるのと同じ加工したんだから絶対大丈夫!ということではなくて
たとえ同じであっても、その加工をしたのはだ~れ?ってことであって
責任の所在はきちんとしないといけません。

こういった加工は、私の場合仕事でやっていることなのでしれーっとやりますが
責任も含めてきちんと受け入れてくれるところでやって頂くのが良いと思います。
ま、普通に自転車趣味をやっている分には必要のないことなはずですが・・・(笑)

まそんなこんなで、使うステムは加工した日東NTC-Aでいくことにします。

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ピンボケですみません・・・汗
無いとバランス悪かったので、BBBのシートポストに少し古ぼけてますがフライトチタニウムを組んで撮ってみました。復刻版じゃないですよ当時ものです。

う~ん、やはりこういうシルエットはいいなぁ・・・



蛇足でいうと本当は3Tのステムが欲しかったのです・・・
レモンがこのハンドル使ったときに3Tのステムだったからなんですが
思いのほか高価だったので今回はその辺のこだわりはなし。






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