とっても竜な気分 ♪野望の銀輪!

29年来の相棒チタンロード TiG Titania OZ-R011を駆る物好きの次なる野望は?!

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新年初失敗

手抜きしたいがためにやろうとしていることを
さらに手抜きの方法でやろうとしていて
ほぼ結果が見えているのに「あわよくば」と思ってしまう
そんなおバカちゃん2018。

「シートポストの共通化」と銘打っての手抜き工事ですが
下ごしらえに48時間以上使い、2度の失敗をし
満を持して3度目の正直で作業をしていました。

わずか2㎜足らずの寸法を3時間半かけて手作業で切削…
目標値まであとわずか0.2㎜まで到達した3時間40分目に

「パキン!」
という小さな音とともにすべてが水泡に帰しました(笑)

 

そもそもシートポストを共通化して手を抜くことにどんだけ労力使うのよ?
その労力を突っ込むのに、なぜそこで既製品の流用とか手を抜くのよ?
見る人が見れば「それ割れんじゃね?」って分かる話じゃん?
それでもやっちゃうのが「男の子」ってことで(笑)

いや~久々に萌えた~ 楽しかった~
仕事だったら青ざめてることろだけど遊びだからね~(笑)
ずっと休まずリーマーかけ続けたから腕パンパンですよ。

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破断後に無事摘出したシートポストシムの成れの果て

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参考にはならないけど一応書いておくと…
シムを固定するために最初に使ったロックタイト648は
回転方向の衝撃にはやっぱり弱くて
最初に切削かけた時に刃がエッジにちょっと引っかかった時の
キン!って衝撃で剥離してしまいあえなく失敗。

シムにはダメージ無かったので、再度シートチューブ内を養生しなおして
エポキシ系の接着剤を使ってやり直した。
デブコンとか金属に使えて肉盛りとか穴あけとかできるタイプのもので
金属の粒子が細かいJBウェルドを使った。
最近はいろんな種類の金属系エポキシがあるけど
JBウェルドは結構あちこちに置いているしアマゾンでも買えるし
大ぶりのパッケージで使い切らないうちに劣化されるより
小ぶりで手頃な値段で容易に入手できて実績もあるところでのチョイス。

さすが思った以上にいい仕事っぷりのJBウェルド。
思惑通りに事が進めばよかったが…
最後は3時間半も削り続けて疲れてきたところの
気のゆるみがとどめを刺してしまった。

あの時刃の送りをもう少し控えめにしておけば行けたかもなぁ。

ちなみに、もしきちんと成功させようとしたら
まずシムは割りを入れる前の円筒の状態で
既定の寸法まで旋盤で作ってフレームに入れてから
割りを入れれば問題ないはず。
肉薄のシム作るのは旋盤ならいくらでもやりようがあるので
成功させたいなら初めからそうすればよかっただけ。

仕事じゃないし
リーマーでどこまでできるかやってみたかったっていうのもあるし
結果フレームは無事なのでOKでしょ(笑)

残念なのは、この作業のせいですっかり疲れて
自転車日和だった今日、寝過ごしてしまって乗れなかったことかな。

シートポストの共通化

新年早々乗りそびれてしまったせいではないけど
前から何となく頭の片隅で考えていた加工を試してみることに。

OZ-R011のシートポスト径は27.0㎜。
OZ-R012sのシートポスト径は26.8㎜。

クロモリフレームでパイプの肉厚に余裕があるものは
27.2㎜に加工して、今主流のシートポストを使うことができるのだけれども
残念ながら我が家のフレームたちはパイプの肉厚が足りずその加工ができない。

26.8㎜はまだしも、27.0㎜はコアなサイズで探しにくいったらありゃしない。
ついでに言うと昔ながらの短いシートポストは比較的あるけれど
300㎜以上になるとまずない。
今だとBBBとかタイオガ、トムソンあたりかカロイといったあたりで
間違いないのはトムソン、もちろん使っているのだけど
「黒」しかないんです。昔はシルバーもあったんだけど今は絶版。
この間のBBBのポストみたいにアルカリ溶液漬けにして白くしてしまえば
そんなことで悩む必要はないのだけど、雨天使用もある場合は
アルミむき出しってのは少々気に入らない。
今は安価でバリエーションも選べるアルマイト加工のサービスがあるので
かっこよくチタンカラーなんてこともできるのだけど…
何をどうしようと面倒なサイズであることには変わりない。

R012sが来たことで、長めのシートポストをサイズを共通化できないか?
と考えるようになってやってみたい方法はあったのだけど
ついでにやるような仕事がなくて、なかなか手を付けないまま…

仕事柄、無いものは作ることもするのだけど
まさか「ある」とも思わずにいると探そうという気も起きない。
けったいなサイズの品物ならなおさら。
探せばあるものも、探さなきゃ見つかりっこない(苦笑)

お正月にパーツ物色していてこんなものを見つけました。

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トカゲ印でおなじみ「ケーンクリーク」
シートポストシムってやつです。
これは27.2㎜を25.4㎜に変換するシムなのですが
昨今のシムの大半は他のサイズを27.2㎜にするのが大半で
太さのサイズがあっても長さが短めだったりで頼りなく
いずれ大型のサドルバックを付けることを視野に入れると
出来るだけ長いものでないと問題が出そうな気がして
そのうち旋盤回すか~とか思いながらやってない。
そこにこいつを見つけたわけです。

27.2㎜用ですが、実際には裏側に割りのスリットが入っているので

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何の問題もなく入ります。
内径が25.4㎜用になっているわけですがその分肉厚があるので
シムをシートチューブにしっかり固定して内径を26.8㎜に合わせて
リーマー加工すればいいわけです。

じつはこの加工、すで新しいOZ-Rのシリーズでは定番化されています。

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そもそもチタンチューブにチタン以外の金属素材を何もせず入れると
時間が経つにつれて焼き付いて固着してしまいます。
それを防ぐためにカッパーグリスなどを必ず塗る必要があるのですが
面倒というかややこしいというか気を使わされます。
新しいフレームでは大径サイズのチューブにアルミのスリーブを入れて
最終的に27.2㎜のポストが使えるように加工されているようです。
まさにこれにしてみたかったわけです。

ま、肉薄のシムを作るのは意外に面倒なので
出来合いのもので出来そうだからやってみるか~!てな具合です(笑)

さて思い立ったが吉日。早速加工開始です!

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まずはシートチューブのお掃除と下ごしらえから

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グリスなどをふき取った後、軽くリーマーでお掃除します。

シムの固定にはロックタイト648を使います。
だいぶ使い古しているパッケージで見づらいですが…
仕事で使ってるやつです(笑)この加工に最適な接着剤なので
ちょっと拝借します。

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金属のシャフトにベアリングなどを固定するときに使うのですが
空気が遮断されると硬化を始めるという接着剤なので
シムに塗ってシートチューブに入れてしまえば
早くて1時間ほどで硬化、低い温度でも24時間あれば完全に硬化して
部品を固定することができます。

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割りの部分もしっかり合わせて入れ込みました。

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さ、これで硬化したら…
次は「シートチューブリーマー」で内径の加工に移ります。

Road to RADAC Act.2

話が年をまたいで前後しますが…

去年の暮れに部品取りで入手したレイダックのフレームに
少し手を出しました。

嫁から無事回収したレイダックのRD-490
来たままで一旦フレームの傷み具合をチェックしてみます。
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こういう時に登場するのは「フォークエンド修正工具~」

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えらい古いやつですが構造がシンプルなので
スペーサーを追加することで今どきの135㎜エンドにもどうにか使えます。

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一番大きいところが50㎜、次に10㎜があって、自作の5㎜スペーサーが入っています。
つまり100㎜、120㎜、130㎜には対応できる状態になっています。
こいつをエンド部に左右取り付けて、ゆがみを点検、修正することができます。

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まずはフロントフォークから。
コラム部分は問題がないものを入手しましたので簡易的に目視チェックだけで
エンド部分もおおむね大丈夫そうです。

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 厳密にいうと…すこーし下が開いている感じですが
くたびれた量産品なので、年式考えたら優秀な方かと。
リペイントする予定なので、その途中で軽く修正入れようと思います。

続いてリアエンド。

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思った以上にしっかりしたフレームのようです。
エンドに工具組み付けるときに気づいたのですがこの年式のレイダックのエンド幅は
「126㎜」です。工具に対応するスペーサーが入っていないので「120㎜」の組み合わせ
で取り付けているので間に6㎜の隙間が空いています(苦笑)
そのうち作りましょう(笑)

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正直、このフレームの方が状態はいいかもしれません。
一旦は最初に入手したレイダックのフレームで乗れるようにするところまでやって
このフレームをベースにきれいにレストアするのもいいかもしれません。

というわけでこのフレームが新工場のストックフレーム第1号に決定!

フレームハンガー作らなきゃ~♪

 

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