とっても竜な気分 ♪ 野望の銀輪!

30年超の相棒チタンロード TiG Titania OZ-R011と愉快な仲間で目指す次なる野望は?!

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シートポストの共通化

新年早々乗りそびれてしまったせいではないけど
前から何となく頭の片隅で考えていた加工を試してみることに。

OZ-R011のシートポスト径は27.0㎜。
OZ-R012sのシートポスト径は26.8㎜。

クロモリフレームでパイプの肉厚に余裕があるものは
27.2㎜に加工して、今主流のシートポストを使うことができるのだけれども
残念ながら我が家のフレームたちはパイプの肉厚が足りずその加工ができない。

26.8㎜はまだしも、27.0㎜はコアなサイズで探しにくいったらありゃしない。
ついでに言うと昔ながらの短いシートポストは比較的あるけれど
300㎜以上になるとまずない。
今だとBBBとかタイオガ、トムソンあたりかカロイといったあたりで
間違いないのはトムソン、もちろん使っているのだけど
「黒」しかないんです。昔はシルバーもあったんだけど今は絶版。
この間のBBBのポストみたいにアルカリ溶液漬けにして白くしてしまえば
そんなことで悩む必要はないのだけど、雨天使用もある場合は
アルミむき出しってのは少々気に入らない。
今は安価でバリエーションも選べるアルマイト加工のサービスがあるので
かっこよくチタンカラーなんてこともできるのだけど…
何をどうしようと面倒なサイズであることには変わりない。

R012sが来たことで、長めのシートポストをサイズを共通化できないか?
と考えるようになってやってみたい方法はあったのだけど
ついでにやるような仕事がなくて、なかなか手を付けないまま…

仕事柄、無いものは作ることもするのだけど
まさか「ある」とも思わずにいると探そうという気も起きない。
けったいなサイズの品物ならなおさら。
探せばあるものも、探さなきゃ見つかりっこない(苦笑)

お正月にパーツ物色していてこんなものを見つけました。

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トカゲ印でおなじみ「ケーンクリーク」
シートポストシムってやつです。
これは27.2㎜を25.4㎜に変換するシムなのですが
昨今のシムの大半は他のサイズを27.2㎜にするのが大半で
太さのサイズがあっても長さが短めだったりで頼りなく
いずれ大型のサドルバックを付けることを視野に入れると
出来るだけ長いものでないと問題が出そうな気がして
そのうち旋盤回すか~とか思いながらやってない。
そこにこいつを見つけたわけです。

27.2㎜用ですが、実際には裏側に割りのスリットが入っているので

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何の問題もなく入ります。
内径が25.4㎜用になっているわけですがその分肉厚があるので
シムをシートチューブにしっかり固定して内径を26.8㎜に合わせて
リーマー加工すればいいわけです。

じつはこの加工、すで新しいOZ-Rのシリーズでは定番化されています。

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そもそもチタンチューブにチタン以外の金属素材を何もせず入れると
時間が経つにつれて焼き付いて固着してしまいます。
それを防ぐためにカッパーグリスなどを必ず塗る必要があるのですが
面倒というかややこしいというか気を使わされます。
新しいフレームでは大径サイズのチューブにアルミのスリーブを入れて
最終的に27.2㎜のポストが使えるように加工されているようです。
まさにこれにしてみたかったわけです。

ま、肉薄のシムを作るのは意外に面倒なので
出来合いのもので出来そうだからやってみるか~!てな具合です(笑)

さて思い立ったが吉日。早速加工開始です!

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まずはシートチューブのお掃除と下ごしらえから

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グリスなどをふき取った後、軽くリーマーでお掃除します。

シムの固定にはロックタイト648を使います。
だいぶ使い古しているパッケージで見づらいですが…
仕事で使ってるやつです(笑)この加工に最適な接着剤なので
ちょっと拝借します。

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金属のシャフトにベアリングなどを固定するときに使うのですが
空気が遮断されると硬化を始めるという接着剤なので
シムに塗ってシートチューブに入れてしまえば
早くて1時間ほどで硬化、低い温度でも24時間あれば完全に硬化して
部品を固定することができます。

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割りの部分もしっかり合わせて入れ込みました。

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さ、これで硬化したら…
次は「シートチューブリーマー」で内径の加工に移ります。

Road to RADAC Act.2

話が年をまたいで前後しますが…

去年の暮れに部品取りで入手したレイダックのフレームに
少し手を出しました。

嫁から無事回収したレイダックのRD-490
来たままで一旦フレームの傷み具合をチェックしてみます。
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こういう時に登場するのは「フォークエンド修正工具~」

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えらい古いやつですが構造がシンプルなので
スペーサーを追加することで今どきの135㎜エンドにもどうにか使えます。

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一番大きいところが50㎜、次に10㎜があって、自作の5㎜スペーサーが入っています。
つまり100㎜、120㎜、130㎜には対応できる状態になっています。
こいつをエンド部に左右取り付けて、ゆがみを点検、修正することができます。

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まずはフロントフォークから。
コラム部分は問題がないものを入手しましたので簡易的に目視チェックだけで
エンド部分もおおむね大丈夫そうです。

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 厳密にいうと…すこーし下が開いている感じですが
くたびれた量産品なので、年式考えたら優秀な方かと。
リペイントする予定なので、その途中で軽く修正入れようと思います。

続いてリアエンド。

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思った以上にしっかりしたフレームのようです。
エンドに工具組み付けるときに気づいたのですがこの年式のレイダックのエンド幅は
「126㎜」です。工具に対応するスペーサーが入っていないので「120㎜」の組み合わせ
で取り付けているので間に6㎜の隙間が空いています(苦笑)
そのうち作りましょう(笑)

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正直、このフレームの方が状態はいいかもしれません。
一旦は最初に入手したレイダックのフレームで乗れるようにするところまでやって
このフレームをベースにきれいにレストアするのもいいかもしれません。

というわけでこのフレームが新工場のストックフレーム第1号に決定!

フレームハンガー作らなきゃ~♪

 

新年あけましておめでとうございます。

無事2018年です。

年末のに書いた記事を投稿しないまま、新年になってしまいました(苦笑)

 

昨年、後半に大失敗してなんだかブログが書きづらいなぁ~なんてこともありましたが

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一時的な悪目立ちもすっかり落ち着いて…辺境のブログにもどりつつあります(笑)

それでも読んでいただいている皆様には感謝感謝の2017年
2018年も楽しんで頂けたり、お役に立てたら幸いでございます。

 

さて、新年早々やらかしてしまいました。

昨年の元旦はBRM101のスタート見物に行っていたのですが
今年はどこかに初日の出暴走に行こうと画策しておりました。
今年も開催されているBRM101へのエントリーも一時考えていましたが
元旦の予定がどうしても調整できず断念。
似たような方向で、海側へつら~っと走って記念撮影したら
へら~っと帰ってこようかと思っておりました。

なので計画もかなり適当で、装備だけまとめておいて
朝方適当に出発~などと思っていたわけです。

 

が!

 

思った以上に年末いっぱいまで仕事をし…
なんだかんだと気がかりなことが重なったままの大晦日。

元旦の午前いっぱい留守にするつもりで、先にやっておかなければいけないことを
がやがやと片づけていったのですが…21時くらいに電池切れ。
自宅の半径100m以内にお寺、神社が3つもあり除夜の鐘コラボな感じなので
軽く仮眠して、最悪除夜の鐘では起きるだろ!と横になったのですが…
意識が戻った時にはすっかり日は昇り、初日の出ライドはなかったことにorz

新年最初からいきなりつまづきました(苦笑)

ま、気に病んでも仕方ない。
そんな寝方ができるのもこんなときくらいです。
私が心の師匠にしているウィニー・ザ・プー氏いわく
「ぼくわ なんにもしない を しているんだよ」です。
最上に贅沢です。じつはとても大事なことだと思うのです。

元々、自分のペースで生きてきた人なので
所帯もって子持ちになってもそうだったのに、先代社長がなくなって会社継いでから
そういうの必死に殺して走ってきちゃったので
2018年からはそういうの全部やめにしようと。

そんな性格に自転車が向いてるのかもしれません。
自転車手放すようなことさえしなければ
降りて押してもいいし、ゆっくりふらふらこいでもいいし、
ガンガン回してこいでも、ぐぃぐぃ踏んでもいいし
その時の自分に、それなりに返答を返して付き合ってくれる
「自転車」って道具として素晴らしいなと思うのです。

だから「自転車」好きなんだなって。

 

2018年も自転車好きな年で行きたいなと思います。
まずは目先の目標でブルベを走ります。

でも、その前にどこかへ行ってこよう!

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