新年の最初にこんなものを入手しました。
Elite Titanium Flake BottleCage
エリートが90年代に当時最軽量をうたって発売したチタン製のボトルケージです。
そのNOS(New Old Stock)を運よく手に入れることができました。
今ならキングのケージが有名ですが
エリートのチタニウムフレークも重量はキングとほぼ一緒の29gですが
キングがチタンの中空パイプを使っているのに対して
エリートは3mmのチタン棒を加工して作られている点が違います。
なのでこのスマートなシルエットが実現しています。
軽さと見た目にこだわり追求した結果として…
使用の注意にこのようなことが書かれています。
「このケージの最大重量は500gまでね♪(てへぺろ)」
使っている素材の線径が細いせいで、保持力が少々弱く
相性の悪いボトルだと飛んでっちゃうことがあったのです。
その点は、少し手を加えてあげれば実用できる範囲ではあったのですが
このことと、その割に当時としては高価な価格が災いして
市場からは彗星のように消えてしまった悲しい歴史のある
こだわりの逸品なのですw
もちろん、まさにこの時にチタンフレームをオーダーした私は
このケージを入手したのは言うまでもありません。
正確には当時付き合っていた彼女が納車記念にプレゼントしてくれたんですけど
(残念ながらその彼女とはお別れしましたが、今でもケージは大事にしてるよ♪w)
私のフレームはサイズが490㎜で(昨今はこういう表記しないらしいですね)
前三角が小さいこともあり、ボトルケージは一つだけ付けていました。
自転車趣味に復帰した時に二つ付けるようになったのですが…
同じようなデザインのケージが見つからず、ミノウラのデュラケージで間に合わせていました。
ところがある時…偶然にもサイクリーで正体不明のケージということで安価で売られているのを発見、捕獲したことでまた使うようになりました。
このデザインがフレームにマッチしていて気に入っているのです。
ま、それだけなら「えへへ~いいでしょ~?」で終わりなのですが
このとき入手したチタニウムフレークは「線径が4mm」のATB用のものだったのです。
じつはこの「Elite Titanium Flake」には
線径3mmを使った「RACING」と線径4mmを使った「ATB」という
2種類の商品が売られていたのです。
「RACING」は文字通り軽さを追求した29gで最大重量が500g
「ATB」は軽さと悪路使用を想定した仕様で重量は48g、最大重量は900gまで
ATBってあたりに時代を感じますなぁ。
左がRACING 右がATB
で、ATBをツールボトル用に使うことで実用的には何ら問題ないのですが
やはりねぇ…2つ同じがいいよねぇ?(苦笑)ということで
こつこつ「チタニウムフレーク」を探すようになったわけです。
結果から言うと…今回NOSの品物を入手できたことでこうなりました!
「チタニウムフレーク レーシング」3つそろった~~!!w
勘の良い方は思いましたね?「あれ?ATBは?」と…もちろん持ってます。
つまり今は「RACING」が3つと「ATB」を1つ、全部で4つもってます(笑)
自分でも思いますよ「バカだなぁ…」と。
今回の記事はネット上に思いのほか少ない(その位あっという間に市場から消えた)
エリートの一発屋的ボトルケージ「ELITE TITANIUM FLAKE」の資料として
少しばかり残しておこうと書き留めました。
今後は「ATB」をもう一つ見つけたいなあ…
追記:
手持ちの自転車関連画像を見直していたら「RACING」と「ATB」
それぞれ新品時の画像があったのであげときます。
どちらもネットで拾ったものですが…オレンジがRACING、グリーンがATB。
重量が記載されているので分かるかな。