とっても竜な気分 ♪ 野望の銀輪!

30年超の相棒チタンロード TiG Titania OZ-R011と愉快な仲間で目指す次なる野望は?!

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2022 BRM911箱根200 ~その3~ 長尾峠さえ下れば

どうも たう です。

PC1まで大きな問題も無く1時間20分ほどの貯金もできたわけですが…
今回のコースはここからが本番!
この箱根の上りを皮切りに地味に何度も上り下りするのです。
上ったら下りたいし、下ったらもう上りたくないのです…

ルートは…
PC1を出て湯河原から椿(つばき)ラインで大観山までたっぷり14㎞位上って
いったん芦ノ湖畔まで下った後、長尾峠を通って御殿場市内で通過チェックを受ける
約60㎞と

 
通過チェック後、PC2からのフォトチェック場所「あしがら乳業」まで
全体的にみると「下り」の後半部分の約45㎞の合計約100㎞。



RWGPSのマップ名だと「PC1-CP711」「CP711-PC2」となっているのは
eTrexの画面上で「老眼鏡」なしでもルートデータの切り替えがしやすいように
名前付けしたから!!(笑)

上のマップで「CP711」はチェックポイントセブンイレブンの意味で
「PC2」になっているのは実際はフォトチェック場所の「あしがら乳業」で
その手前が本来のPC2。
eTrexにルートデータを入れる際の制限がある関係で
200㎞を一つにまとめようとすると後半残り20~30㎞位が消失してしまったり
する。
ポイントに近づいたらアラームが鳴るように設定したりしてファイルサイズが増えるとさらにこうした問題が大きくなるので
先達の知恵として大体50㎞程度で分割してルートデータを作ると良いと教わった。

 

今回のBRMは延期されたこともあり、追加募集で当初の人数より大幅に増員しての開催になった。
その関係で諸々変更があったなかにPCとなっているコンビニが複数指定されていて、各自の判断で好きな所に入って良いことになっていたのでありがたかった。
本来は混雑を避けるための処置であるのだけど「見落としても次がある!」をいう安心感があるし「”あげどり”じゃなくて”からあげクン”食べたいんだよ!」なんてわがままにも対応できる(笑)

 

PC1でこの後の上りに備えて補給をしつつルートを確認。
ボトルは満タンにしたけれど正直不安…
いつもある予備ボトルを今回は上り対策で省いてしまったのと
2本あるうちの1本は小さくて軽いELITEのFLYボトル500mlなので
普段持ってくる量より明らかに少ない。
なのでいつもみたいにジャバジャバ無駄遣い出来ない。

ちなみにいつも夏場の多め仕様だと…
POLARの24oz(約700ml)X2
CAMELBAKの21oz(約600ml)X1
飲む分と体にかけたり洗ったりする真水と予備用水といった具合なんだけど
今回は予備無で飲料水500mlの真水700mlでギリギリの勘定。
正直これは今回の反省点の一つ…
やはり余裕がないのはダメだし予備は自分の為だけじゃない。
ブルべは競技では無くて、時間内に無事に走り切るスポーツだから
その為の備えを削るべきではなかった。

PC1を出てから見覚えのある坂道をえっちらおっちらと上ってゆく。
少し肌寒かった朝と違い、和らいだとはいえまだまだ夏っぽい快晴。
間違いなく「自転車日和」!
これは多分私の行いではなくて主催者様の日頃の行いとこれまでの苦労に対するご褒美ではないだろうかと思う。
道中は適度に日が差したり木陰があったりで至って快適!
頑張れば登れるけど気持ちが萎えると辛い程度の上り坂がグネグネと続く。
時折景色が開けて気分も上がるが写真を撮ろうという余裕はないw
時折道端で休憩はさんで食べたり飲んだり…
その間、まっさんサンと抜きつ抜かれつしていたのがすごく励みになった。
休んでいて抜かれれば「負けずにがんばろ~」と思えたし
上っていて休んでいるのを見かけたら「無理しないで休んでいいんだな~」と思えて今回は本当にいろいろ勉強させてもらった事が多かった。
あと事前に上り対策で入れた37tのチェンリングは正解だった!
今回のをベースに煮詰めたらどこでも走れる気がする。
いい加減11sにしたら?とも言われそう…w

自分の思った以上に上れていたので少し安心していたのだけど
大観山が近づくにつれボトルの余裕が無くなってきた…
この上りで抜きつ抜かれつしていた方の中でボトルが空になった方がいて
水を分けてあげたかったのだけど予備ボトルないしこんなご時世で半分こも気にかかるし…
そんな中「ししどの窟」という看板とトイレの表示が目に入ったので水の補給に立ち寄った。
水の補給が出来るならと残りわずかの水を全部かぶったり飲んだりしてボトルを空にしてから補給しに向かったのだけど……

なんと水が出ない!!!なんで!!!
レストハウス」なんて書いてあるからすっかりだまされた!
自販機すらないただの(水の出ない)トイレと展望台じゃん!!!
ま、事前に確認してない自分が悪いのだけどさ…
イカーとか溜まってたから自販機位は期待するジャン?
(溜まってた理由は上り切ってから判明する)

完全に一杯喰わされて貴重な水を失ってしまった…

やってしまったものは仕方ないので再び上り始めたけど
上り切るまで4㎞程度は補給が期待できないので休み休み行くことに。

途中足がちょっと怪しくなって無理せず早めに休憩していたらあとから上がってきた参加者の方に声をかけて頂き、手前で騙されて水使い切った事を話したら
わざわざ足止めて下さって水を分けて頂いてしまった!!!
なんか恐縮してお礼言うのが精いっぱいで…
今にして思えばお名前くらい聞いておくべきだった!!
まさに命の水!!
すぐにこの水で「ツラレス(芍薬甘草蕩)」飲んで大復活です。
即効性があるのも事実なんだけど
飲んだことによる「これでもう大丈夫!心配ない!」って安心感がありがたい。
「あとちょっと…あとちょっと…」と言い聞かせながら上って来て
レーダードームも過ぎて周りの景色も頂上感が出てきた所でだいぶ前の方から
なにやら応援?え?ピースサイン?!なんで?!
混乱しつつ言われるままにやってからやっと気が付いた!
上り切った頂上付近にAJ神奈川のスタッフの方が待機していてレンズを向けて下さっていた!

娘に爆笑された渾身のピースがこちら。


いや~ホントこれはありがたい!!本当にありがとう!!
自分が走ってる姿ってまともに見たことがなかったし
こういう形で残るのは本当に嬉しい。目が笑ってないけど…w
この時は頂上にある展望台の所で補給しつつ一休み出来る!って安心感で
多少余裕も出てきたのだけど…
なんと頂上の展望台がバイクイベントで貸し切りで入れない!
だからさっきのバイカーたちはたむろしてたのか!!
(イベントは某バイクメーカー系で参加者以外は入場不可)

「下り切ればすぐに補給できますよ~」というAJ神奈川スタッフ様の声を背に
上り切った高揚感で調子良くダウンヒルへと突入していったわけですが…

このダウンヒル、思いのほか路面が荒れていて自転車には優しくない。
昨今流行のワイドリムで幅広チューブレスタイヤなら問題ないんだろうけど
こちとらナローリムにチューブモリモリなんだぞ~ってことで次々現れる路面の大きなくぼみや段差を注意しながら……だったんだけども

パシュ!!!という音共にリアタイヤがパンク!
ホイールとタイヤを出来るだけ労わりながらどうにか路肩に止められたのは良かったが場所が少々良くなかった。

まずそもそも路肩無い…草むらやん。
草むらに埋もれるようにして出来るだけ車道から離れたけど
端から見たら「下りで落車して草むらに突っ込んだ人」にしか見えない(笑)
実際、上ってきたレンタカーの観光客の方がわざわざ車を止めて
「大丈夫ですか??!!クルマに載せていけますよ!!」って声かけられてしまう位に不自然な場所に足止めされてしまった。
休日の良い時間帯という事もあって交通量もそれなりにある。
横断して反対車線でパンク修理するよりもこのままここで修理して走り出す方が良いと判断、少し草むらを踏み均して出来るだけスペース確保して修理し始める。


ま、こんなこともあろうかとツール缶を準備しているわけなんだけど
出来れば使いたくないしやりたいわけではない。
一先ずタイヤ・ホイールには致命的な損傷は無さげだけどハンドポンプで空気を入れてみる限りチューブに相当大きな穴が開いてるか裂けてるかしてそうな雰囲気。
これはさっさとチューブ交換してしまった方がいいな~と予備のチューブを出してきて愕然…
「お、おまえ…なぜここに!?」
そこにあったのはバルブ長が短くてお蔵入りさせたはずのチューブ。
なぜ?!いつ?!なんて思考は一旦停止してこれでやるしかない!
ま、こんな時の為に入れてあるのだよ!TOPEAKのバルブエクステンダー!!
これさえあれば何でも入る~!

作業してるすぐ横を大型バスとかが通り過ぎて行ったりしてまぁまぁ怖かったしハンドポンプでちまちま入れてる元気も無かったので重いのに入れっぱなしだったCo2ボンベで手早く空気圧上げて無事路上復帰。
2㎞程走って「セブンイレブン元箱根店」にやっとピットインできた。
ここでパンク修理中に追い越されたまっさんサンと再び合流。
曰く「時間ギリギリかちょっと借金ですね~」
たしかにここで買い物した時間が12時40分位だし
ここから最後の頂上である長尾峠までは20㎞位まだ上り下りだし
不安と言えば不安なんだけど…なんか今日は行ける気がする!
もうさっき厄落としは済んだだろうし(笑)

時間が許せば大涌谷に寄り道して温泉卵をお土産にしたかったのだけど残念ながらそこまでの余裕は無かったので断念。ごめんね娘…(三女の大好物)

長尾峠過ぎれば後は下るだけ」という謎の呪文を頭で繰り返しながら

無事長尾峠も通過。
ここで14時20分位…ギリギリと借金生活を行ったり来たりの綱渡りが続く…
長尾峠からの下りは良く知ってる道。自転車で通るのは初めてだけど…
そして良く見知った御殿場市内を走って通過チェックも無事クリア。



ここはレシートもらうだけにして先を急ぐ。
GPSのおかげでPC見落としとかに気を遣わなくて助かる。

 



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